ryu-hashimoto’s blog

グルテンアレルギースキーヤー、ドローンパイロットの話

航空安全の日 御巣鷹山

今日は「航空安全の日」
高校生で初めて彼女と泊りで海に行った。
テレビをつけるとニュースが目に入った。
旅客機墜落。
数日して、僕の叔父(父の妹の夫)がしばらく群馬に滞在していることを親から聞かされた。
子供のいない叔父夫婦は、幼いころから僕の教育係で憧れの存在だった。

いつも群馬に来るときは必ず遊んでもらっていたが、その夏、叔父からは電話一本掛かってこなかった。
しばらくして叔父は本社地上勤務から、福岡の子会社へ副社長として出向転勤。その後も本社には戻ることなく、金沢、イギリス、メキシコ、千葉と転勤が続いていた。

1985年8月12日。
その日から叔父はしばらく群馬県藤岡市の学校体育館で、事故によって命を奪われてしまった方々とご遺族を引き合わせる日々が続いていたのを知ったのは高校卒業後のことだった。

グルテンフリーは日本では存在しない!?

みなさんは「グルテンフリー」と聞くとダイエットや健康的な食事のようなイメージを持たれると思いますが、日本国内ではグルテンに関する表示は定義付けも規制もありません。
一方、米国や欧州では規制はされてはいないもののグルテンフリーの規格は国際基準を作り守られている食品には「Gulten Free」と表示できるようになっています。

以下はFDA(アメリカ食品医薬局)のグルテンフリー表示ラベルについての規定です。

FDA(アメリカ食品医薬品局)の日本語訳&解説より抜粋

(セリアック病からアメリカ国民を守るための新しいルールを規定)

FDAは本日、食品への「グルテンフリー」の自主表示基準を新たに規定しました。この統一基準は 全米で300万人に上るセリアック病患者の役に立ちます。セリアック病は自己免疫消化器疾患で、 効果的な疾病対策としてはグルテンフリーの食生活のみが挙げられます。
グルテンフリーの食生活を順守することはセリアック病の症状を抑えるのに重要なポイントとなるものの、 それは日常生活に大変、支障をきたします。今回、FDAが定めた規制はセリアック病患者が安心して食品を選定 したり、より適切に自身の健康を管理するために役立つでしょう。」(マーガレットFDAコミッショナー
連邦はグルテンフリーの食品の定義を食品中のグルテン濃度が20ppm未満であることとして定義しました。 食品ラベルにグルテンフリーの表示をするにはこの定義を満たしていないといけません。
FDAは多くのグルテンフリー表示のある食品がすでに上記の定義を満たしているであろうことは認識しています。 食品製造業者はラベルを新しい規格に適合させるために1年間の時間があります。
「我々は製造業者に可能な限り早く新基準に適合させて、セリアック病の人が新基準のグルテンフリー食品を 判別できるように促しています。」(マイケル・テーラーFDA副長官)
グルテンは小麦、ライ麦、大麦中に天然に存在するタンパク質です。セリアック病の人がこのタンパク質を含んでいる 食品を摂取すると小腸の内側を攻撃したり、傷をつけたりする抗体を産生します。それにより、栄養の吸収を妨げられたり、健康上のリスクに曝されます。栄養不足、骨粗しょう症、発育遅延、不妊症、流産、小人症、種々の腸癌もこれらのリスクに含まれます。
今回の規制は食品アレルゲン表示消費者保護法(FALCPA)に基づいて、セリアック病患者がグルテンフリーの食生活を維持できるよう、その言葉の使用についてガイドラインを設定するための措置でした。 

 

残念ながら、日本にはセリアック病研究会(2017年7月23日現在Webサイトはない)はあるものの、セリアック病学会は存在しないようです。
日本全体で高齢化や人口減少が問題となっているなか、抑制できる病気を抑制できずにいますね。またアレルギーに関しては物質特定ではなく食材表示のみとなっている事からも国際基準を遵守する体制を望んでいます。

じゃないと、国外移住を考えるに他ならない。