私たち日本人の文化では乾杯に欠かせないビール。
ところが私たちグルテンアレルギーの人にはとても悲しい文化と言ってもおかしくないのです。では、飲み会にお付き合いできるグルテンフリーアルコール飲料とそうでないもの、どちらとも言いにくいものを紹介します。
*グルテンフリーチャンネルを始めました。是非よろしくお願いします。
グルテンなアルコール類
ビール
ビールは大麦や小麦を主成分にして醸造されています。そのため一般的に国内で流通しているほとんどのビール類(第三を含む)はGFではありません。
国産のメジャー系では唯一グルテンフリービールがキリンから発売されています。
詳しくはグルテンフリービールをお読みください。
ウィスキー
ハイボールやロックで飲まれているウィスキーはどうなんでしょうか?
こちらも大麦などが主材なのでグルテンフリーとは言えません。また、バーボンはコーンが原材料だから大丈夫という方もいますが、アメリカの法律でコーンを51%以上使用するとされているので他の材料は大麦や小麦で構成されています。
コーンウィスキーも80%以上のコーンを使用する製法が主なので全てのウィスキーがGFではないと言えます。
こちらも自分の体で試しましたが、ジャックダニエルをロックで4杯までなら大丈夫なようです。(あくまでも個人的な症状です)
焼酎
焼酎の中でも麦焼酎だけはグルテンが含まれているようです。
また、醸造アルコールが含まれているものは何を材料に生成されたかがわからないので避けるべきでしょう。
ウォッカ
ウォッカも大麦や小麦が原料でできています。
いくつかのブランドはGFウォッカとして販売されていますが、日本での入手はかなり困難でしょう。ちなみにアメリカでは手軽にGFウォッカが購入できます。
グルテンフリーアルコール
ワイン
ワインは醸造アルコール無添加のものであればグルテンフリーです。
一般的に市販されている殆どのワインはグルテンフリーなので、ワイン好きには嬉しい限りですね。
グルテンフリービール
実際、僕も我慢できずにビールを飲むことがありますが、遅延型グルテンアレルギーの身体には翌朝しっかりアレルギー症状の蕁麻疹と下痢、発熱が襲ってきます。
グルテンフリービールを探して、いろいろ試してみましたが味の差がかなりあるので、アルコール飲料では違いの分かるプロ、ワインシニアソムリエと一緒にグルテンフリービールを試飲しました。
手軽に購入できるグルテンフリービール
ビールと言っても第三のビールです。
キリンから発売されている第三のビール「のどごし生」はグルテンフリーです。
他のビール系飲料には麦芽や大麦などが含まれており、グルテンフリーとは言えませんが、のどごし生だけは大豆たんぱくなどグルテンを含まない減量で作られているので安心です。
価格も他のグルテンフリービールの3割程度で購入できるので、グルテンアレルギーでも毎晩のようにビールを飲みたいというような方には最適なビール系飲料ではないでしょうか?
焼酎(麦以外)
焼酎もグルテンフリーアルコールの代表格ですね。僕はビールの代わりに「キンミヤ焼酎」を炭酸で割ってレモンを絞って飲みます。夏の一杯目としては最高にスッキリしておすすめです。
日本酒
日本酒も原料がコメなので安心して飲めます。ただし糖度が高い飲み物なので飲みすぎると糖質摂取量が増加するのでダイエット中の方には不向きです。
また、醸造アルコールが入っているものはグルテンが含まれる可能性があるので避けましょう。
テキーラ
テキーラはアガベという植物が原料です。主に二種類に分類されています。
テキーラ100%
原料は100%アガベを使用して副原料は一切使用していないものです。「100% de Agave」と表記されています。
テキーラ
原料は同じくアガベですが51%以上使用したものです。
GFはテキーラ100%だけです。
*他にもアルコール類がたくさんありますが、基本的に麦主材料か醸造アルコールの使用有でGFではないと判断してもいいでしょう。