ryu-hashimoto’s blog

グルテンアレルギースキーヤー、ドローンパイロットの話

ウナギのかば焼きはグルテンフリーなのか?

土用の丑の日は鰻

日本人なら夏に食べたいものというと、鰻のかば焼きではないでしょうか?
グルテンアレルギーの僕はウナギのかば焼きが食べられない確率がとても高いのです。
鰻にグルテンが含まれている?
いいえ、鰻自体にはグルテンは含まれていません。
調理の際に使用するタレ、そう秘伝のたれに通常の醤油が使用されているとグルテンが含まれる可能性が高いのです。


グルテンフリーの基準とは?

日本にはグルテンフリーの規格や規制がありません。小麦や蕎麦など食物自体のアレルギー表示義務はありますが、グルテンに対しての表示義務や規制は一切ないのです。
皆さんがグルテンアレルギーやセリアック病の外国人を迎えて外食をする際にはとても難しいと思います。
アメリカのFDAではグルテンフリーの定義や規格が定められています。
FDAの基準では、その食品中にグルテンが20ppm未満であることがグルテンフリーの表示基準になっています。
ですので、たとえ小麦を使用していてもグルテンを除去して20ppm未満となっていればグルテンフリーといえます。
ちなみに20ppmはその食品中に0.002%の比率で含まれている量です。
ですので0.0019%であればグルテンフリーと言えるでしょう。

表示成分や見た目では厳密に測れない

グルテンフリーかどうかを国内の食品や外食で判断するのは容易ではありません。
チェーン店のHPなどではアレルギー品目の表示がされているので参考にはなりますが、例えば調理過程でグルテンを含んだ食品と同じ鍋を使用した場合などはグルテンが含まれてしまいます。

NIMAでチェックする

幸いにも2017年より持ち運びができるグルテンチェッカーが登場しました。
NIMAは20ppm以上のグルテンを測定できるのでFDA的なグルテンチェッカーです。
僕もいつもバッグの中に入れて持ち歩いています。
仕事柄出張が多いので、出張先の食事にはNIMAは欠かせません。
国内の出張先は選べないので、どこでも食べられるファストフードであるマクドナルドのフライドポテトをNIMAでチェックしました。

youtu.be

 NIMAは国内の正規販売店がないのですがAmazonで購入しました。

https://amzn.to/2Lgf90F

さて、本題の鰻です。
グルテンアレルギーと気付くまでは、美味しい食べ物が大好きで出張先では仕事終わりに美味しいお店を探しては食べていました。
今考えると、下痢や発熱などはグルテンアレルギー反応だったのですね~。

今回グルテンチェックに訪れたのは、群馬県桐生市にあるうなぎ店「泉新(いずしん)」です。

 

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お店の立ち姿から老舗を醸し出していますね~

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この「う」の暖簾もいい感じです。

肝焼き

うなぎ

肝焼きからチェック開始

まずは肝焼きが運ばれてきました。
店員さんが去ったあと、こっそりグルテンチェッカーNIMAの登場。
そして、グルテンチェッカーの結果のよっては食べられないというゼロサムゲームです。
さあ、チェック開始してから約3分・・・
待ち時間が長いのは仕方がない。

グルテンフリー肝焼き

泉新の肝焼きはグルテンフリー

めでたくグルテンフリーでした!!
これで、リスクはだいぶ減りました。

高級うなぎを掛けた結果は?


さて、次に運ばれてきたのは主役のうな重です。
泉新のお昼メニューはうな重、肝焼き、つくねだけです。
うな重も松竹梅などのランクはなく、大盛か普通のいずれかのみ。

グルテンフリー

うな重と肝焼き

さあ、NIMAの結果は・・・・

glutenfree

泉新のうな重はグルテンフリー

NIMAが笑顔です!
グルテンフリーでした!
これで2年間食べることができなかった憧れの「うな重」しかも関東でも評判の高い泉新のうな重が食べられるのです!
うれしいですね~
肝焼きとうな重で4,900円(税込)でした。
鰻が不漁の今夏、かなりリーズナブルだと思います。

グルテンアレルギーの方にも安心して美味しいうなぎが食べられる。
国内の飲食店では、グルテンアレルギーに対しての知識や対処方法を知っているシェフやオーナーが極端に少ないので、こうやって自分でグルテンフリー飲食店を開拓するしかないですね。
全国のグルテンアレルギーの方々に少しでもお役に立てればうれしいです。

泉新の店舗情報
住所:群馬県桐生市本町3-3-2
電話:0277-22-2234
定休日:月曜、第3火曜
泉新