季節を感じるのに歌はひとつの重要な空気だ。
世代によって夏うたは違うだろうし、家族にとっては世代お構いなしに同じだ。
うただけではない、言葉や会話、場所や雰囲気だって季節を思わせるし、思い出が蘇る。
残念ながら、僕には「夏うた」がない。
それは、毎年強烈な夏の思い出が味の違うパイ生地のように重なり、ひとつひとつの味なんてわからないから、だと思う。
皆さんの「夏うた」は一曲ですか?
今年の夏は気象が悪魔に変貌したかのように島国を闇に包みながら始まりました。
時雨の音色がはやく穏やかな秋にかわりますように。