日本でグルテンフリー生活を送っていると、一番困るのが調味料です。
そこで、今回は調味料にスポットを当ててGFな調味料とそうじゃないものを紹介したいと思います。
味付けは「さ・し・す・せ・そ」。その中で安心な調味料は「砂糖」と「塩」。
では、他の基本調味料を一つづつ見ていきたいと思います。
お酢
全種類のお酢がGFではありません。お酢は様々な原材料から作られています。
代表的な原材料とGF対応
GF対応酢
米酢:米が原材料で1Lにつき約40gのお米を使用します。
リンゴ酢:りんごが原料で1Lにつき約300g以上のりんご搾汁を使用します。
ぶどう酢:ぶどうが原料で1Lにつき約300g以上のぶどう搾汁を使用します。
*果実酢は全て単一原料でできているわけではないので、醸造酢が使用されているものは避けましょう。
NG酢
穀物酢:大麦、小麦、酒かす、米、とうもろこしなどを原料に1Lにつき約40gの原材料が使用されています。
黒酢:お米か小麦が原材料で熟成させたもの。
大麦酢:大麦のみを使用したお酢。
醤油
グルテンフリーを実践している方はご存知かもしれませんが、ほとんどの醤油には小麦が含まれています。僕も最初は勘違いしたのですが「丸大豆醤油」にも小麦が含まれています。では醤油が使えないかというといくつかのグルテンフリー醤油が手に入るので紹介します。
僕が愛用している醤油です。小麦不使用でえぐみの少ない醤油なので調理に最適です。
ボトルデザインがブルーなので若干引きますが、グルテンフリー醤油です。
味に若干のえぐみがあるので、お刺身との相性があまりよくありません。煮物の甘みを出す際に蜂蜜などを使う場合にはいいと思います。
半田の旨味家 小麦フリーたまり醤油
たまり醤油独特のコクと旨味がある醤油です。
調理やお刺身などに適しています。
味噌
GF生活を始めた当初お味噌は大豆原料のものならOKだと思っていました。
ところが先日代々木のグルテンフリーカフェに寄った時に衝撃的とも言える事実を知りました。
味噌は発酵食品の代表格です。その発行を担うのが「麹菌」です。では麹菌はどのように大豆などの味噌原料に添加されるのでしょう。味噌を作る際に原料を粉砕した味噌玉に麹を混ぜる工程があります。
〜(以下山形醤油味噌工業協同組合Webサイトより抜粋)
味噌玉が30度に冷めたら、あらかじめ、大麦を煎って粉末にした香煎に種麹を混ぜて散布し、約48時間かけて製麹します。 これが豆麹です。香煎は、原料の大豆に対して0.8~2.0%程度使用します。
〜
他の方法も用いられますが、ほとんどは大麦が使われているようです。
*大手メーカーへ香煎に麦類が使われていないものがあるかを問合せ中です。結果が出次第ブログを更新します。
それでも、グルテンフリー味噌はいいものがあるんです。
マルコメ プラス糀 無添加みそ糀美人【国産米100%】
私が愛用しているグルテンフリー味噌です。
マルコメに問い合わせたところ、種麹を混ぜる際には麦は一切使用していないとのこと。近くのスーパーでも手軽に購入できるので嬉しいですね。
みりん
一般のみりんはお米とアルコールを原料に作られています。お米じたいはGFですが、使用しているアルコールの原料に小麦などグルテンを含む原料で醸造されている場合はNGとなってしまいます。
高級みりんではアルコールに本格米焼酎を使っているので安心です。
次回のグルテンフリー調味料編はソースやバルサミコ酢、マヨネーズなどを取り上げていこうと思います。